ネットワールドの古谷と申します。
Lakeside製品の担当SEをしています。

この度Lakeside様のブログをお借りして日本でもGAされたSysTrackの新バージョン9.0のインストールTipsを3回に渡ってご紹介しています。今回はその第2回です。

前回の投稿ではSysTrackのMasterサーバーのインストールの流れについてご紹介しましたが、今回はサーバーやVDIに対する監視を始めるための準備事項についてご紹介します。

さて早速始めます。
SysTrackの管理ツールは2種類あります。

SysTrack Deployment Tool ・・ 監視対象のマシン(Childと呼びます)へのAgent展開、監視項目の編集、ライセンス管理など、SysTrackで監視を行う環境を定義するためのツール
SysTrack Deployment Tool
SysTrack Launch Page ・・ Childから収集したデータをもとに各種監視や分析結果を表示するツール
SysTrack Launch Page

Launch PageについてはWebアプリケーションになっているのでMasterサーバー上だけではなくどこからでもアクセスして利用することが可能です。
まずは、監視対象、項目を設定するためにSysTrack Deployment Toolを起動して設定を進めていきます。

なお、インストール後の初回起動時にはライセンスの登録画面が表示されます。
ライセンス体系については別途弊社よりこちらのブログにてご案内する予定となっていますので、こちらの記事を参照してください。

SysTrack Deployment Toolが起動した後は、ツールバーの「Deployment」-「Credentials and Methods」にて2つのクレデンシャルを登録します。

2つのクレデンシャルを登録

1つ目はSystemsタブにて設定するChildのプッシュインストールで利用するアカウントです。
ChildとなるサーバーやVDIに対してインストール権限を持ったユーザを登録しておいてください。
なお、この手順はプッシュインストールする環境にのみ必要ですので、VDIのリンククローン環境などマスターVDIに個別でインストールするような場合には不要となります。
(オプション付きでインストールする場合も同様です)

Virtual Machine Managerタブにて設定する仮想基盤の管理者アカウントの登録

もう1つはVirtual Machine Managerタブにて設定する仮想基盤の管理者アカウントの登録です。
今回はvCenter上の仮想マシンを対象としますのでvCenterサーバーを登録します。これによりLaunch PageのvScapeにて仮想基盤とその上の仮想マシンを紐づけて確認することができるようになります。

続いてChildの監視設定を行います。
System Deployment Toolのツールバー「Configuration」-「Alarming and Configuration」にて設定します。

Childの監視設定

最初にConfigurationの選択画面が出てくるので「Create New」をクリックして新規作成画面を起動します。

ここでConfigurationの名前やロールを選択して作成していきます。

Configurationの名前やロールを選択して作成

ロールはFactory Roleとしていくつか登録されていますのでそちらから選択していきます。
Factory Roleはいくつかのジャンルに分れていますが、AssessmentからVMP、Base RolesからWindows種別(サーバーかデスクトップPCかノートPCかの選択)、Operating SystemsからOS種別、Virtual Machinesから仮想化基盤の種別(仮想マシンの場合)を選択しておくとある程度の監視ができます。
その他、データベースサーバーのRoleやCitrix Virtual Apps and Desktop (XenApp/XenDesktop)やVMware HorizonなどのVDI/SBC環境についてのRoleがあったり、GPU環境であればNVIDIA GRIDのRoleがあったりと各種ロールがありますので環境に合わせて作成することができます。

「OK」をクリックすると今度は詳細設定のウインドウが出てきます。
ここでは、メールやSNMP通知を行う際の通知先設定、アラーム通知を行う時間帯の設定を変更することができます。もちろん、ここでConfiguration個別に通知設定することもできますが、一括で通知先や監視時間帯を予めデフォルトの設定を規定する(Global Configuration)こともできます。

Configuration

Configuration

OKをクリックするとConfigurationは完成です。
後はChildにこのConfigurationを割り当てるだけです。

今回の記事はここで終わろうと思っていたところ、そうはいかない事が分かりました。
Launch Pageをあちこち見ているとLaunch PageからもConfigurationの作成ができるようになっています。

Launch PageからConfigureをクリックすると構成管理の画面が開きます。

構成管理の画面

Configureのページが開いたのちに構成をクリックするとSysTrack Deployment ToolでいうところのAlarming and Configuration相当の画面が表示されます。

赤枠内にある鍵マークをクリックするとロックが解除されて設定の編集ができるようになります。
SysTrack Deployment Toolが起動しているとロックが解除されません。これは重複で設定されることが無いようにするための配慮のようです。

枠内の「+」をクリックしてConfiguration名を入力すると役割(Role)を追加していきます。

Configuration名を入力すると役割(Role)を追加していきます

役割(Role) を右から左へドラッグアンドドロップで追加していき、最後に「変更を保存する」をクリックするとConfigurationの完成となります。
検索にキーワードを入れていくとRoleが絞り込まれます。
直観的に操作出来て便利ですが、Role名などをみて対応するにはスクロール量も多いです。また個別のアラーム時間や通知設定はできないのでSysTrack Deployment Toolと完全に同一というわけでもなさそうです。
このあたりは今後のバージョンでどんどん改善されていくものと思います。

さて、今回のまとめ

  • SysTrackの管理ツールは2種類ある
  • 監視設定はSysTrack Deployment Toolを利用する
  • 監視設定にて割り当てる役割(Role)は各種用意されている
  • バージョン9.0以降はLaunch PageからもConfigurationを行うことが可能(ただし今はお勧めしません。)

次回は最終回です。
実際に監視を開始する部分をご紹介します。


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