ネットワールドの古谷と申します。
Lakeside製品の担当SEをしています。

この度Lakeside様のブログをお借りして日本でもGAされたSysTrackの新バージョン9.0のインストールTipsを3回に渡ってご紹介しています。今回はその最終回です。

その1:インストール要件の確認
その2:サーバーやVDIに対する監視を始めるための準備事項

前回までの投稿でSysTrackのMasterサーバーのインストール監視設定の作成までご紹介しました。最後は監視設定を監視対象のサーバーやVDI (Child)に適用して実際に監視を開始する部分をご紹介します。

さて早速始めます。
SysTrackで監視を行う場合監視の対象となるサーバーやVDIなどのデスクトップOS(Child)に対してエージェントをインストールする必要があります。
エージェントをインストールすることでエージェントレス型の製品では取得できない詳細なデータを収集して分析することが可能になっています。

エージェントのインストール方法には種類がいくつかあります。

  • SysTrack Deployment Tool/SysTrack Launch Pageからのプッシュインストール
  • Child上での手動インストール
  • リンククローン型展開を行う環境のVDIマスタにインストール
  • SBC(Citrix Virtual AppsやHorizon RDSH)を利用しているセッションホストへインストール

用途やエージェントの特性などに応じてインストールの種類を選択しましょう。

今回はSysTrack Deployment Toolからのプッシュインストールにてエージェントをインストールしていきます。

プッシュインストールするChild側の条件は以下となります。

  • Windowsマシンであること
  • ファイルとプリンタの共有が有効であること
  • パーソナルファイヤウォールやネットワーク上のファイヤーウォールなどでTCP:135、139、445 UDP:137,138の通信が許可されていること
ファイルとプリンタの共有

SysTrack Deployment Toolを起動して左ペインのActive Directoryを展開して監視対象のマシンを選択して右ペインへドラッグアンドドロップで移動します。

SysTrack Deployment Toolを起動して左ペインのActive Directoryを展開して監視対象のマシンを選択して右ペインへドラッグアンドドロップで移動

プッシュインストール時に利用するアカウントを確認して「OK」をクリックします。この操作を監視対象のマシン毎に繰り返し行います。

プッシュインストール時に利用するアカウントを確認して「OK」をクリック

ChildのInstall Statusが「Install Pending」になっていることを確認してインストールを開始することとなるのですが、ここからの操作がバージョン9.0から変わっています。以前のバージョンSysTrack Deployment Toolのツールバーにある「▶」アイコンをクリックすることでインストールを実行できました。9.0からはSysTrack Launch Pageから実行するようになりました。

ということで、SysTrack Launch Page へ移動しましょう。なお、SysTrack Launch Pageから操作するためSysTrack Deployment Toolは終了しておきます。終了しておかないとSysTrack Launch Pageから操作ができません。

SysTrack Launch Page

SysTrack Launch Pageを起動してConfigureをクリックします。

SysTrack Launch Pageを起動してConfigureをクリック

Configureページの中の「システム構成」-「割当」からインストールを実行します。
SysTrack Deployment Toolで追加したChildのインストール状態を確認できます。ここでもChildの追加が出来そうなのでここでも追加します。
赤枠内の「鍵」マークをクリックしてロックの解除を行い、解除されたら同じく赤枠内の「+」をクリックします。

インストールを実行

ダイアログが表示されるのでChildのFQDN名を入力して「追加」をクリックします。ホスト名で登録するとインストールされないので必ずFQDN名で入力してください。

FQDN名を入力して「追加」をクリック

インストールの状態が「インストールの保留中」となっているChildにおいて構成を選択します。構成の作成については前回の投稿を参照してください。
構成の変更が終わったら「▶」マークをクリックしてAgentのインストールを開始します。

Agentのインストールを開始

インストールが終了するとインストールの状態が「インストール済」に変わります。そしてChildのIPアドレスやドメイン名などが表示されるようになります。
ちなみにConfigureのページは動的に更新されないので、適宜ページを更新して確認してください。
これでChildの監視が開始されます。

プッシュインストール

前回の投稿でも構成(Configure)設定がSysTrack Launch Pageからできるようになっていましたが、今回確認したプッシュインストールについてもSysTrack Launch Pageから実行できるようになりました。
恐らく今後バージョンが上がるごとにSysTrack Launch Pageから設定できる項目が増えていき管理ツールの1本化が進められていくものと思われます。

最後にデータが取得されているかどうかの確認です。
こちらはSysTrack Launch PageからVisualizerやResolveを開き、データの取得状態を確認してみてください。なお、個別にChildの状態を確認する目的であればResolveで確認したほうが分かりやすいと感じています。

データの取得状況の確認についてはResolveで確認する項目はすぐに確認できます。Visualizerで確認する項目についてはデータ取得直後には表示されないですが、2~3日程度お待ちいただくことで表示されることが確認できるようになります。

SysTrack Launch PageからResolve を起動して「システムを探す」でChildのマシン名を入力します。

Resolve を起動して「システムを探す」でChildのマシン名を入力

出てきたChild名をクリックするとChildの状態が確認できます。「分析」-「ダッシュボード」ページあたりを開いてシステム状態が表示されていれば正常にデータの収集やMasterからChildへのアクセスができていると確認できます。

Childのダッシュボード

さて、今回のまとめ

  • SysTrackで監視するには監視対象にエージェントのインストールが必要
  • エージェントのプッシュインストールはシンプルで簡単だがChild側のWindowsの機能が有効かどうかの確認が必要(ファイルとプリンタの共有)
  • データの確認や分析ができるまでには数日必要となる。
  • バージョン9.0からはAgentプッシュインストールの実行はSysTrack Launch Pageを使う必要がある

監視を開始してSysTrackにてどのように状況の確認や分析を行うかについては、LakesideのSE長島様によるこちらのブログを参照してください。
Visualizerを触ってみよう Part 1 (Enterprise – ダッシュボード)
ユーザー エクスペリエンス スコアを分析する

3回に渡ってご紹介してまいりましたが、SysTrack9.0の環境を構築するにあたっての参考になれば幸いです。
ありがとうございました。


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