前回はヘルススコアを計算して表示する方法を説明しました。

SQL文の実行結果を簡単に表示するために、これまではデータを表形式で表示するグリッドを使用していましたが、ヘルススコアは表ではなく単一の値(SQL文の実行結果としては1行1列のデータ)なのでグリッド以外の表示部品を使用することができます。

今回は単一の値を表示する方法を2つ説明します。

ラベル

まずは値を文字列で表示するラベルについて説明します。

前回の続きで、ツールボックス ペインの「リンクのラベル」をダッシュボード ペインにドラッグ&ドロップし、クエリデータと接続します。
「リンクのラベル」をクリックし、Input Bindingsの左の下向き三角アイコンをクリックして展開します。
「動的なラベルテキスト」の右の下向き三角アイコンをクリックして展開し、[クエリデータ1]→[Columns.HEALTH_SCORE]→[currentRowValue]をクリックし、適用をクリックします。

グリッドの場合はクエリデータと接続するだけでデータが表示されましたが、他の部品は追加設定を行わないとデータが表示されません。

「リンクのラベル」の場合は、「静的なラベルテキスト」またはInput Bindingsの「動的なラベルテキスト」で表示する値を指定します。(両方指定した場合は「静的なラベルテキスト」の後に「動的なラベルテキスト」が続けて表示されます。)

ここでは表示する値として「動的なラベルテキスト」に[クエリデータ1]→[Columns.HEALTH_SCORE]→[currentRowValue]を指定していますが、最初の[クエリデータ1]はデータソースとしてクエリデータ1を使用することを表し、次の[Columns.HEALTH_SCORE]はクエリデータ1のHEALTH_SCORE列のデータを表示することを表し、最後の[currentRowValue]はクエリデータ1の現在選択されている行のデータを表示することを表しています。

表形式のデータを返すデータソースは現在選択されている行を覚えており、クエリデータ1のように1行のみデータを返す場合はその行が現在選択されている行になります。

ダッシュボードを表示してみます。

グリッドは自動的に小数点以下2桁に切り捨てされていますが、「リンクのラベル」はそうなっていません。

これは表示部品の特性なので、気になる場合はクエリデータのSQL文を変更して明示的に切り捨て等してください。

また、Dashboard Builderツール上で、グリッドは緑色、「リンクのラベル」は黄色で表示されていますが、緑色の部品はそれぞれ別のペインにしか表示できない部品なのに対して、黄色の部品は任意のペイン内に表示することができます。(デフォルトではInputペインに表示されます。)

例えば「リンクのラベル」のペイン プロパティをグリッド1に変更すると次のように表示されます。

この他、「リンクのラベル」のプロパティを編集することで、文字のフォントサイズや、クリックした時に表示するURL、枠線を表示するか否か、ボタンとして表示するか否かを変更することができます。

ゲージ

次に値を自動車のメーターのような見た目で表示するゲージについて説明します。

次回以降はこのゲージを使って話を進めるので、現在表示されているグリッドと「リンクのラベル」は削除しておきます。
グリッドを選択してDeleteキーを押下してOKをクリックします。
同様に「リンクのラベル」を選択してDeleteキーを押下してOKをクリックします。

ツールボックス ペインのゲージをダッシュボード ペインにドラッグ&ドロップし、クエリデータと接続します。
ゲージをクリックし、Input Bindingsの左の下向き三角アイコンをクリックして展開します。
データ値の右の下向き三角アイコンをクリックして展開し、[クエリデータ1]→[Columns.HEALTH_SCORE]→[currentRowValue]をクリックし、適用をクリックします。

ダッシュボードを表示してみます。

ゲージは、プロパティで最小値と最大値を指定できますが、デフォルトが0~100なのでヘルススコアの場合はそのまま使用できます。
この他、ゲージのプロパティを編集することで、ゲージのタイプや、タイトル、ラベル、値に%を付けるか否かを変更することができます。

ゲージのタイプは次のように4種類あります。

まとめ

今回は単一の値の表示方法としてラベルとゲージについて説明しました。
ラベルやゲージは表示に関するプロパティを複数持っていますので、実際に変更してどのように表示が変わるか試してみてください。
次回はヘルススコアの日毎の推移の表示方法について説明します。

前回までの「SysTrackのDashboardを使いこなそう」