導入事例

株式会社オージス総研

働き方改革に向けたVDI環境でのWindows 10移行と運用を支援
従業員のテレワーク環境をSysTrackを使って可視化

株式会社オージス総研

株式会社オージス総研は、多様化する社員の働き方改革を背景に、VDIを活用したテレワークの導入を2013年より本格的に開始。2019年度には、Windows 7のサポート終了をきっかけにWindows 10への移行に向けた取り組みが始まりました。VDIをWindows 10化するためにはいくつかの乗り越えなければならない課題がありました。オージス総研がどのようにこの課題をSysTrackを活用して解決したのかをご紹介します。

課題

Windows 10への移行によるVDI環境の適切なサイジング

大阪ガス株式会社の情報システム子会社として設立された株式会社オージス総研。情報システム子会社として培った知見やノウハウを活かしたその事業領域は、大阪ガス及びDaigasグループだけに留まることなくシステムインテグレーターとして外販ビジネスへも拡大しています。国内外に数々の支店や関係会社を保有する、日本屈指のシステムインテグレーターとして成長を続ける同社のビジネスを支えるのは、多様化する社員の「働き方改革」です。場所や時間にとらわれない働き方が求められる今、テレワークを実現するインフラ手段として、2013年よりVDI (Virtual Desktop Infrastructure:デスクトップ仮想化)の本格導入を始めました。VDIの導入はテレワークの実現だけではなく、情報漏洩対策などのリスク回避の目的もあるとプラットフォームサービス本部 クライアント基盤サービス第一部 基盤サービス第二チーム マネージャー 広瀬 久育氏は語ります。

導入当初Windows 7でVDI環境を構築し、順調に台数を拡張した同社でしたが、Windows 7のEoL (End of Life:サポート終了) をきっかけにWindows 10への移行についての調査に乗り出しました。しかし、Windows 7 から Windows 10 へは大きな仕様変更があるため、ただアップグレードすればいいというほど単純ではありませんでした。VDI導入のプロジェクトリーダーの原 義成氏は、Windows 10環境には次の大きな2つの仕様変更に伴う課題があったと指摘します。

1つ目は、Windows最後のOSとも言われるWindows 10は、今後半年に一度の大型アップデートにより機能拡張される仕様になります。脆弱性対応などのアップデートを得られる一方で、アップデートによるリソース割り当ての変更など、VDI環境が不安定になるリスクも否めません。2つ目はグラフィックリソースの問題です。Windows 7 と比較してWindows 10は大量のグラフィックリソースを消費する仕様へ変わっており、こちらもVDI環境のリソースを圧迫するリスクを抱えています。

ソリューション

一貫して利用できるアセスメントツールの必要性

この大きな2つの仕様変更の課題を解決するためには、最小限のコストで最大限のパフォーマンスを実現する適切なハードウェアリソースのサイジングが必要でした。ここで誤ったサイジングをした場合、ユーザビリティや生産性の低下からVDIの利用率そのものを低下させ、本来の場所と時間にとらわれない「働き方改革」の目的を果たせなくなる可能性もありました。逆に過剰なリソースを費やしてしまうと投資対効果に見合わなくなります。そこで目を付けたのが、VDI環境の適切なリソースの把握からシミュレーションまで提供するレイクサイド ソフトウェアのSysTrackでした。

SysTrackの選定理由について、原氏は次のように語ります。「SysTrackは優れたユーザーインタフェースを持っており、はじめての操作でも直感的に分かる操作性を持っているのが最大の選定理由です。またエンドポイントだけではなく、中継するネットワークなどシステム全体を俯瞰的に見ることができ、問題個所をひと目で判断できるのも良かったです」。さらに、Windows 7のVDI構築時に導入したアセスメントツールは、データの同期が1時間単位だったため、問題が起きた場合でも1時間前の情報しか把握することができませんでした。それに対しSysTrackは非常に軽量な特許取得済みのエージェントにより、IT環境に負荷をかける事なく大量のデータを非常に細かい粒度で取得しリアルタイムに近い形でシステム全体の状況を監視・分析できる点を評価していると原氏は説明します。

同社では、SysTrackを活用したPoC (Proof of Concept:実証実験)を2019年5月から実施、同年10月には適切なサイジングの元にWindows 10 でのVDI環境を1,500ユーザー全社員への展開を完了することができました。

導入効果

安定したVDI環境の提供と利用状況の把握

当初、VDIのアセスメントツールとして導入したSysTrackではありましたが、導入の効果はそれだけではありません。1つの効果として、トラブルシューティングの迅速化があると原氏は説明します。VDIのレスポンスの問題があった場合、ユーザーが申告するのは「VDIがおかしい」としか言いません。しかし実際に問題が起きている箇所は、VDIの問題だけとは限らず、中継するネットワーク、サーバーやPCの問題もあります。SysTrackは、VDIだけではなく、インフラ全体を可視化できるため、いつ、どこで、何が起こっているかをリアルタイムで把握できます。そのためトラブルシューテイングの対応時間を短縮し、サービスレベルの維持を可能にしています。

また日本政府が2020年2月25日に、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針として、企業に対してテレワークや時差出勤の推進を強く呼びかけていますが、現実にはテレワークの実施に慌てる企業も多く、企業間でのテレワーク格差も生じています。すでにテレワークのインフラ設備を完了させていたオージス総研では、政府のテレワーク推進への呼びかけにもいち早く対応、通常よりもVDIを利用したテレワークユーザーが増えています。また利用者からは特に目立ったクレームもなく滞りなく業務が行えています。「SysTrackを見れば利用状況、利用時間のピークがリアルタイムで統計データからもすぐに把握でき、注意すべき時間帯やポイントを事前に予測・対応することが可能です。さらに追加のリソースが必要となった場合も適切なタイミングで増強の判断をすることができるようになった」と原氏は今回のテレワーク状況を説明します。

今後の展望

利用の行動分析から、新たなIT戦略への転換

このように既に大きな効果を実感している同社ですが、さらなる活用も目指していると原氏は語ります。「当初、VDIのアセスメントツールとして導入したSysTrackでしたが、ゆくゆくはVDIに限らず全てのエンドポイントでSysTrackを導入していきたいと考えています。ダッシュボードからアプリケーションの利用状況を把握できるため、社員がどのような業務に時間を割いているか、もっと効率化できるところはないのかなど、データを元に求められるITを分析し、その分析を基に人事や経営にも活かせる『ITに変革をもたらすツール』になると考えています」。

1,500台のWindows 10 環境でのVDIの構築と運用を成功に導いたSysTrackの更なる活用は、将来のIT変革の切り札として一層の広がりをみせることになるでしょう。

オージス総研様動画

株式会社オージス総研

企業サイトURL
https://www.ogis-ri.co.jp/

お客様概要

大阪ガス株式会社の情報システム子会社として誕生 したオージス総研。創業以来、お客様のあるべき姿を、お客様の立場から考えることを大切に、新たなシステム開発に取り組みつづけています。

業種
  • 情報・通信業
課題
  • Windows 10 VDI環境への適切なサイジングの必要性
  • 問題解決に必要な情報が取得できる事
  • システム全体を俯瞰できる仕組み
導入効果
  • VDIの利用状況を把握した適切なリソース管理
  • システム全体を把握したボトルネックの特定
  • 利用者の行動分析からの、新たなソリューション展開への足掛かり
広瀬 久育 氏

株式会社オージス総研
プラットフォームサービス本部
クライアント基盤サービス第一部
基盤サービス第二チーム マネージャー
広瀬 久育 氏

原 義成 氏

株式会社オージス総研
プラットフォームサービス本部
クライアント基盤サービス第一部
基盤サービス第二チーム リーダー
原 義成 氏

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