みなさんはすでにWindows 10をお使いでしょうか?それともまだWindows 7のままでしょうか?Windows 10がリリースされた2015年7月から翌年の7月までの間、Windows 7やWindows 8/8.1のユーザーに対してWindows 10への無償アップグレードが提供されました。しかしその時には「様子見」をされた方も多いのではないでしょうか。

Windows 10がリリースされてまもなく3年が経過し、またWindows 7のサポートまで2年を切ったいま、Windows 10への移行がより現実的なものとなりました。これまで検討された方も、これからという方も、もう一度Windows 10について検討してみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、おもにWindows 7を利用しているユーザーに向けてWindows 10へ移行すべき10の理由についてご紹介します。

Windows 10へ移行すべき10の理由

1. WaaSによる提供モデル

Windows 10の最大の特長はその提供モデルの変更といってもよいでしょう。そのコンセプトは「WaaS(Windows as a Service)」と呼ばれており、アップデートが自動的に配信され、OSは常に最新の状態に保たれます。これにより、セキュリティリスクの低減や最新機能を無償で使うことができるというメリットがあります。
また、アップデートのタイミングでは、常に最新のバージョンを利用する(CB:Current Branch)、4か月前のバージョンを利用する(CBB:Current Branch for Business)、一定期間固定されたバージョンを利用する(LTSB:Long Term Service Branch)の3つのタイプがあり(LTSBには別途ライセンスが必要)、それぞれ要件に応じたアップデート方法を選択できます。なお、現在は年に2回のメジャーアップデートのサイクルとなったため、CBは「Semi-Annual Channel(Targeted)」、CBBは「Semi-Annual Channel」LTSBは「Long Term Service Channel(LTSC)」と呼ばれるようになっています。

2.起動時間が大幅に短い

利用者にとってWindows 7と比較した際に大きなメリットが起動時間の速さです。Windows 10の起動時間の速さを実証するコンテンツはいくつもありますし、日本マイクロソフトが2016年6月に開始した6都市を回る体験キャラバンでは「起動・再開の速さ」が多くの体験者に好評だったとのこと。起動時間の長さは日々のストレスのもとともなるので、それを改善できるのは大きなメリットです。

参考:「Windows 10の起動時間やディスク占有量などをWindows 7/8.1と比較するとこうなる」「MSがWindows 10をすすめる3つの理由--アップグレードは強制でなくキャンセル可能

3.スタートメニューが使用できる

Windows 8が登場した当時、タイル型アイコンが主体のモダンUIに抵抗感がありアップグレードしなかったという方も多いでしょう。その後にリリースされたWindows 10に関しても「きっと同様だ」と思い込んでいる方も多いかもしれません。しかし、Windows 10はWindows 7同様にスタートメニューが使えます。さらにタイル型アイコンも使用しておりWindows 7から大幅に進化しているのが特徴です。

4.Cortanaが使える

CortanaとはMicrosoftが開発した音声アシスト機能でWindows 8.1にて初めて登場しました。しかし当時、日本語に対応していなかったことで利用する方がほとんどいなかったでしょう。それがWindows 10になり日本語に対応したCortanaが登場しました。スタートメニューボタン横にある検索枠をクリックすると起動でき、「コルタナさん」と呼び掛けても起動できます。

5.Windows Helloが使える

Windows Helloは顔認証、虹彩認証、指紋認証といった生体認証機能でPCのセキュリティを大幅にアップさせられます。この他にもWindows 10では端末のセキュリティを向上する機能がいくつかあり、深刻化するサイバー攻撃への対処手段としても注目されています。日本は世界的に見ても決してサイバー攻撃対策が十分とは言えないので、日頃からセキュリティ意識を高めるためのツールとしてWindows 10のメリットをとらえることは重要でしょう。

6.仮想デスクトップ機能が使える

Windows 10の仮想デスクトップ機能とは同じ画面上に2つのデスクトップを存在させるという機能です。PC作業をしていると画面上にいくつものプログラムを表示しなければならず、画面が複雑になり作業の妨げになります。そこで仮想デスクトップ機能を使ってプログラムごとに画面を分ければ、複雑になることも無ければストレスを感じることもありません。

7.Continuumが使える

Continuumとは簡単に説明するとデスクトップモードとモバイルモードを瞬時に切り替えられる機能です。たとえばContinuumを搭載したWindows 10モバイルとドッキングステーションとアダプターを使用してテレビに画面を出力すると、画面を見ながらスマートフォンを操作できます。さらに、スマートフォンよりも大きな画面のテレビやモニターに繋げると自動的にデスクトップモードに切り替わり、スタートメニューとタスクバーが表示されまるでPCを使用しているようにスマートフォンを操作できます。キーパッドとマウスを接続すればPCそのものです。

これ以外にもPCで作成したPowerPointスライドを、スマートフォンを使ってテレビやモニターに表示できるので、営業先で瞬時にプレゼンテーションを行えます。

8.通知の履歴が残る

Windows 10で追加されたアクションセンターという機能は、従来は残らなかった通知の履歴が残るためいつでも好きなタイミングで確認できる機能です。アクションセンターでは通知を表示するだけでなく、Wi-Fiのオンオフ切り替えやタブレットモードへの切り替えなども行えます。

9.デュアルディスプレイ機能が充実した

2つのディスプレイを使ってデスクトップ画面を表示するデュアルディスプレイ機能においても更新が加えられています。Windows 7ではサブディスプレイにスタートメニューとタスクバーは表示されなかったので、メインディスプレイにカーソルを移動して操作しなければなりません。一方Windows 10ではサブディスプレイにもスタートメニューとタスクバーが表示されるので、いちいちメインディスプレイに移動しなくてもPCを操作できます。

10.Windows 7サポート終了まで2年を切った

今皆さんが利用しているWindows 7は、2020年1月14日に延長サポートが終了します。延長サポートの終了は、セキュリティ更新の提供の終了を意味するため、その後はOSの脆弱性が発見されても修正が加えられることはありません。端末は危険な状態でさらされてしまうため、早急なアップグレードが必要です。サポート終了まですでに2年を切ったため、そろそろ最新OSへの移行準備を始めた方がよいというのが10個目の理由です。

Windows 10アップグレードの注意点は?

以上のように、Windows 10への移行はメリットが多くありますが、逆に注意しないといけないこともあります。たとえば代表的な例がアプリケーションやドライバの互換性です。
これまでのOSのバージョンアップでも毎回課題になったと思いますが、これはWindows 10への移行でも基本的には同じです。せっかく最新のOSが使えるようになっても、そこで利用するアプリケーションに問題が出てしまうと元も子もありません。また、ドライバが対応していない周辺機器を使用している場合もあります。
そこで、スムーズな移行を行うためには、現在どのようなアプリケーションが使われているのかを把握するのが第一歩です。これが不十分だと、Windows 10を導入した後で問題を発見し、対応に手間取ったりして業務に大きな影響を与えてしまうかもしれません。
SysTrackでは、企業や組織内のPCのハードウェアスペックやアプリケーションのインストール状況や使用状況を正確に把握することが可能です。まずは今ある環境を把握し、アプリケーションやハードウェアの検証を優先的に行うことで、スムーズな移行ができます。導入後の安定運用をするためにもSysTrackをあわせてご検討ください。

Windows 10はアップグレードするには?

最後に、Windows 10のライセンスの入手方法です。これは、大きく分けて3種類あります。

  • 1つ目は単純にWindows 10がプレインストールされているPCを購入することです。OEM版のライセンスが付与されますので、そのデバイス内で有効です。また、周辺機器に付帯するDSP版というライセンスもあります。
  • 2つ目は、パッケージ製品を購入することです。フルインストール版とアップグレード版があり、インストールしたい対象のPCがアップグレード対象であればアップグレード版を選択します。パッケージ版のライセンスは、任意のデバイスに適用可能です。
  • 3つ目が法人向けのボリュームライセンスを購入することです。現在Windows 10 Enterprise E3/E5というライセンスが提供されており、適用対象のWindowsライセンスがあるPCに対して購入することができます。単にバージョンアップだけでなく、Windows 10 Enterpriseの利用やVDIへの接続など多くのメリットがあります。

ぜひ最適なライセンスと事前準備でWindows 10への移行をスムーズに行ってください。

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